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【特集】音楽
1968年創刊の変革のための総合誌『情況』が若手編集委員に代替わり!復刊後3号目となる今号は「音楽」を全力で特集する!
"移民者”ラッパー・Moment Joonとアナーカフェミニスト・高島鈴による対談「反-政治としてのプロテスト」、謎の騒音散布集団・騒音の夕べとProtest RaveのDJ・Mars89による思想を超えた異色の対談、元ジャニーズJr.神保治暉が語るジャニーズイズムと日本社会、stillichimiyaのYoung-Gと空族・相澤虎之助に訊くタイの「生きるための歌」、話題のアイドルグループ「学歴の暴力」なつぴなつが語る学歴社会、足立正生によるパレスチナ解放とヒップホップ、曽我部恵一によるエッセイなど! 私たちが社会を変えようとするとき、音楽はいつもそこにあった。「音楽と政治」の歴史的変遷を振り返りつつ、社会運動と音楽の関係や、音楽そのものに内在する政治性に迫る!
【目次】
〈特集によせて〉塩野谷恭輔・中村眞大 「「音楽と政治」を超えて」
〈対談〉 Moment Joon × 高島鈴 「反-政治としてのプロテスト」(構成:彫真悟)
〈寄稿〉 森 元斎 「土と音楽」
〈寄稿〉 韻踏み夫 「ヒップホップの政治的擁護のために」
〈インタビュー〉 足浮梨ナコ 「大阪地裁同性婚判決に不服申し上げた16歳シンガーソングライターが伝えたかったこと」
〈対談〉 騒音の夕べ×Mars89 「思想を超えて語ろう 路上から聞こえる変革の音」
〈インタビュー〉 人生葬送派 「世界も音楽も嫌いだ 密かに話題の新星バンド「人生葬送派」とは何か」
〈寄稿〉 鈴木孝弥 「革命と音楽の新解釈」
〈インタビュー〉 神保治暉 「元ジャニーズJr.が語るジャニーズイズムと日本社会」
〈寄稿〉 牛嶋徳太朗 「〈通称アイドル学科〉の創設者のヘルタースケルター」
〈インタビュー〉 なつぴなつ(学歴の暴力) 「学歴という諸刃の剣」
〈寄稿〉 王 琼海 「アイドル、ボーカロイド、サイバネティックス テレビアニメ『推しの子』とその音楽について」
〈寄稿〉 蘭茶みすみ 「メタバース音楽と自己表現」
〈寄稿〉 赤名じぷろ 「制服向上委員会」をめぐる断章
〈寄稿〉 前田和男 「かつて「たかゞ歌」に命を賭した若者たちがゐた 一九五〇年代のうたごえ運動から七二年沖繩「返還」運動まで」
〈インタビュー〉 吉岡忍 「一九六九年新宿駅西口フォークゲリラ企画者が語る「公共空間」の条件」
〈寄稿〉 足立正生 「連帯を求め、闘いの歌を唄おう パレスチナ解放とヒップホップ」
〈インタビュー〉 Young-G・相澤虎之助 「明るく楽しく無理しない タイの「サバイな抵抗」と「生きるための歌」」
〈寄稿〉 二木 信 「「音楽と政治」についての四つの断章」
〈寄稿〉 近藤康太郎 「サウンドデモ論 表現と祝祭の取材記」
〈寄稿〉 曽我部恵一 「個人の宇宙で歌おう!」
〈自著紹介〉 宮入恭平 「「音楽に政治を持ち込むな」という政治性」(『音楽と政治: ポスト3・11クロニクル』人文書院)
〈特別企画〉 「 「情況」的注目 全世代に聞く! 心燃える戦いの音楽80選」
〈特集外寄稿〉 アヒカハアキノリ 「ネオ幕府・革命的加害性・文化的応酬 或いは令和維新の謀略」
〈特集外寄稿〉 長崎 浩 「同時代者、三島由紀夫 平野啓一郎『三島由紀夫論』によせて」
〈特集外寄稿〉 木本将太郎 「沖縄と出会い直すために」
〈読者寄稿〉 坪井 隆 「今だからこそアジア主義を考える」
〈解説〉 横山茂彦 「ウクライナ戦争論争」
〈特集外寄稿〉 知られざる学園闘争 第八回 都立上野高校闘争
〈連載〉 髙井ホアン 国家権力は、いったい何を取り締まったのか13
〈連載〉 河村義人 川元祥一と文学者たち
〈読後感〉 『人生は片々たる歌の場所』/『今昔物語集 因果モデルで読む日本中世の心性』/『三島由紀夫論』/『三島由紀夫が復活する』/『マンガ 会社はこれからどうなるのか』
〈追悼 坂本龍一〉 楠本夏花 「神宮外苑が繋げてくれた坂本龍一さんのこと」
価格(1,500円)
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